ドライミストでエコ冷房、節電、ヒートアイランド対策

人口排熱がもたらす問題

 

 

日の沈む頃に打ち水をすると地熱によって蒸発した水蒸気が冷たい夜風をもたらす・・・そういった風情ある光景は現在ではほとんど見られなくなりました。

 

 

都会の高層ビル化、地面のコンクリート・アスファルト化、緑の減少といったものがこうした自然の力を利用した冷却効果を妨げ、さらにヒートアイランド現象という都心部の気温上昇を招きます。

 

 

ヒートアイランド現象とは、都心における気温が郊外に比して高くなり、等温線によって表される図が都心部を中心にした島のように見える現象の事で、この現象により都心部ではエアコンディショニング等に冷却効果を求めるしかなく、その為に人口排熱が多くなり、さらに気温を上昇させるという悪循環が起こり、さらには電気などのエネルギーの消費も増大するので、二酸化炭素の排出量が増大し、地球の温暖化を加速するといった事態を招きます。

 

 

このヒートアイランド現象による悪循環を断ち切るには、都市の緑化やビルの屋上の緑化(これによって建物内部の温度上昇を緩和できる)、またはエアコンの使用を控える事による人口排熱の抑制などの方法が挙げられ、ドライミストが従来のエアコンに代わる省エネ空調システムとして注目される理由になっています。